ど〜も、菌ちゃん農法1年生のしばふです!
春夏野菜を育てて感じたメリット・デメリットをまとめてみました
菌ちゃん農法4つのメリット
菌ちゃん農法のメリットは、4つあります。
①肥料がいらない
②無農薬でも虫がこない
③雑草を放置できる
④収穫後に行う土づくりをしなくてよい
それぞれ、詳しく解説します!
1.肥料がいらない
菌ちゃん農法では菌ちゃん(糸状菌)が野菜に栄養を与えてくれるので、肥料はいりません。
肥料を買い揃えたり与えるタイミングを気にする必要がないぶん、管理がラクだと感じます。
金銭面において負担が少ないのもメリットの一つだと思います。
土づくり1〜2年目は菌ちゃん(糸状菌)が十分に増えていないので、液肥を与えるとよいとされています
2.無農薬でも虫がこない
菌ちゃん農法で育った野菜は虫がこないといわれており農薬を一切使わずに育てました。
そして春夏と栽培した結果・・・虫はきました。
なすの葉は穴だらけ、トマトもかなり虫に食われました。それでも、大きく立派に育ってくれたので1年目としては満足しています。
虫が苦手なしばふは虫がこない農法というところに惹かれたのですが、残念ながらすぐに実現するのは難しいようです。5〜6年かけて理想の土ができあがったときに期待したいです。
3.雑草を放置できる・・・が状況による
菌ちゃん農法において雑草は、’野菜の育成を阻害する敵‘ではありません。
むしろ土が良くなるので、生えたらすぐに抜く!と目の敵にしなくていいのです。
放置してOKなんです!
除去したほうがよい場合
・雑草が伸びて野菜が日陰になる
・梅雨期に雨水がたまり排水が悪い
‘状況による‘としたのは、実はしばふは雑草を刈っているからなんです・・・
え?雑草は放置しているんじゃないの?
いや、訳あって刈っているんだよね・・
え?どうして?排水が悪いの??
しばふが借りている畑は排水がいいので本来なら刈る必要がないのですが、残念なことにそれができません!
なぜかというと、畑の貸主さんに雑草を刈るように言われてしまったからです。
インスタにこの問題を投稿したところ、同じように悩む方がいました。
農業において、雑草は野菜が育つ上で悪影響という考えが一般的ですからね。
畑を借りている立場としては、貸主さんとの関係もありますので放置するわけにはいかない。
貸主さんはご高齢ですが、うちの何倍も広い土地を雑草がなくきれいに管理されているので、
しばふも頑張らないとな〜と、重い腰をあげて雑草をやっつけています。
でも、雑草処理に何時間も費やしていると時間がもったいないな〜と思うのが正直なところ・・・かといって、除草剤は使いたくないし・・・
そこで最近、雑草処理が何倍もラクになる頼もしいアイテムをゲットしました〜!
しゃがまなくてもラクに雑草を刈れるので、ひざにも腰にも優しい便利グッズです。
使った感想をまとめたので、興味のある方はご覧になってみてください。
とれ太プレミアムのメリットとデメリットを解説!/正直レビューNo.9
4.収穫後に行う土づくりをしなくてよい
4-1.収穫後に土をリセットしなくてOK
収穫し次の野菜を植えるまでに、本来であれば土を消毒し耕し、元肥を施すなど土を再生する作業が必要ですが、菌ちゃん農法では、畝を崩さずに使い続けることができます。
4-2.連作障害を気にしなくてOK
同じ場所で同じ作物や同じ科の作物を繰り返し栽培することで、作物の生育が悪くなるといわれていますが、菌ちゃん農法では、菌ちゃんがいるおかげでその現象が起きません。
僕はプレイボーイだから同じ野菜でも違う野菜でも何でもOKだよ〜
むしろ、同じところに植えたほうが菌ちゃんとすぐに繋がれるので野菜にとってはいいことだと菌ちゃん先生がオンライン動画でお話されていました。
同じところに植え続けて、野菜が弱ってきているなど何か問題があると感じた場合は他のところに植えたほうがいいようです
菌ちゃん農法5つのデメリット
①高畝づくりが重労働
②エサ(枝・竹・葉っぱなど)を集める手間がかかる
③長く伸びる野菜のお世話が大変
④幅180cmの黒マルチが必要
⑤栽培に向いていない野菜がある
1.高畝づくりが重労働
菌ちゃん農法といったら『高畝』といってもいいぐらい特徴的な農法だと思いますが、これが大変!畝の高さを50㎝程にするのですが、機械がなければ地道にシャベルで掘る必要があります。
これが大変でした。腰にもくるし、手に豆もできたし運動不足の体には余計きつかった・・・
50cmの畝はちょっと厳しいな・・・、誰かに手伝ってほしいな〜という方に、朗報です!
令和6年9月よりウネ作り屋さんが始まりました。
大変なウネ作りを代行してくれる人が全国各地にいます。近所にいたらかなりラッキー!
興味のある方は、菌ちゃんふぁーむHPで確認してみてください。
2.エサ(枝・竹・葉っぱなど)を集める手間がかかる
よくいえば、落ちている枝や葉っぱをタダで集められますが、それは自分で集める手間がかかるということでもあります。
腐りかけた枝や葉っぱがいいとされており、それはどこにでもあるわけではなく探す必要があります。
山道の側溝など、日陰の湿ったところにある枝や葉っぱを探そう
3.長く伸びる野菜のお世話が大変
3-1.支柱立て、ネットをかける
トマトやきゅうりを栽培するのに必要な支柱やネット。
合掌式で支柱を設置したのですが、高さ50cmの畝だとかなり高い位置で固定しなければならず、しばふは手が届きませんでした。
しばふは低身長なので、夫にお願いしてなんとか設置できました。
ネットも同じく上で結びつけるのは難しい・・・
3-2.誘引やわき芽とり
手が届く範囲なら問題ないのです。
トマトやきゅうりなどかなり伸びる野菜は、茎を誘引するのもわき芽を摘みとるのも身長が低いしばふには難しく、こちらも夫にやってもらいました。
4.幅180cm以上の黒マルチが必要
菌ちゃん農法は自然栽培の一つではありますが、雨水が浸透しないように黒マルチを使用します。
草マルチだと雨水が浸透して菌ちゃん(糸状菌)がいなくなってしまうからです。
5〜6年後、団粒構造が発達したふかふかの土になったら黒マルチは外して栽培できます。
ホームセンターに180cmの黒マルチがなかったので、菌ちゃんふぁーむで購入したよ
5.栽培に向いていない野菜がある
5-1.マメ科の野菜
エンドウやインゲンなどのマメ科の野菜は、窒素を固定する別のルートを持っているため土づくりから1年目、また2作連続での栽培は避けたほうがよいとされています。理由は、マメ科の野菜は菌ちゃん(糸状菌)を必要としないため、土の中の細菌のバランスが崩れる可能性があるからです。
5-2.すじまきに適した野菜
菌ちゃん農法ではマルチをしたまま栽培するので、すじまきができません。ホウレンソウ・小松菜・ニンジンなどを植えたい場合は、すじまきではなくマルチに大きめの穴をあけて円をかくようにまきます。
実際は、にんじんの種が小さくて円をかくようにまくのはできなかったズボラなしばふ。種が1000粒以上も入っていたこともあり適当にバラバラとたくさんまいたよ。
まとめ
菌ちゃん農法は、重労働の高畝づくりがある1年目が一番大変。
ただ一度畝をつくってしまえばずっと利用できるので、2年目以降はメリットが大きいと感じられるはずです。
次は秋冬野菜を育ててみてまた感じたことをまとめてみます。
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