
ど〜もしばふです!このたび畑だけでなくプランターでも菌ちゃん農法にチャレンジすることにしました!畑よりも気軽にできるプランターでのやり方をわかりやすく解説します。
そもそも菌ちゃん農法って?
菌ちゃん農法は有機肥料を使わない自然栽培の一つで、木や草などの有機物を使った無肥料の有機農業にあたります。一般的な有機農法は畑の外で有機物を発酵させ完熟堆肥を施しますが、菌ちゃん農法はそれらを畑の中で行い『発酵型』の畑づくりを目指します。
なんだかややこしいですが、簡単にいうと菌ちゃん(糸状菌)が野菜を育ててくれる農法です。
菌ちゃん農法についてもっと詳しく知りたい方は↓の記事もぜひ読んでみてください。

菌ちゃん農法がプランターでもできちゃうなんてすごいですよね!いくつかのポイントを押さえれば誰でも簡単にできちゃいますよ。
プランターで始めるにあたり用意するもの

しばふは庭が汚れてもよかったのでブルーシートは買わなかったよ。ベランダなど土汚れが気になる人は用意してくださいね。
プランターを移動できる台車があると便利でした!
無印の台車は屋外での使用は推奨されていないので自己責任で使います。
・畑の土
・プランターなどで1作以上野菜を育てた土
・オーロラ培養土
・山の側溝にあるような腐葉土
・肥料の入っていない土
・黒土(排水性をよくするためにもみ殻を2割程度混ぜるとよい)
※これらの土を混ぜてもOK
菌ちゃん農法プランターでの手順
1.プランターの底にすのこを敷く

付属のすのこを使用しました。
現在使用していてプランターに土が入っている場合は、土をブルーシートなどにあけてから、手順通りに進めてみてください。
2.排水をよくするために・・・

水はけと通気をよくするために小枝や軽石、もみ殻などを敷く。

少しだけ残っていた軽石と拾ってきた枝を敷きました。
枝は5〜10cmに折り高さ5〜7cmほど敷き詰めます。
できれば短い枝を上のほうにのせたほうがよいです。
この後にのせる土が枝の中に落ちにくくなるためです。

しばふはずぼらなので適当にのせちゃいまいした。落ち葉も混じってるし・・・。
3.土を入れる

何日かにわけて畑から土を運んだので土が乾いていました。適度な湿り気が欲しいので水をかけてスコップで混ぜました。
しかし、このようにプランターで湿らすのは悪い例です!
正しくは、シートなどに土を広げて水をかけ全体を混ぜます。ドロドロにならないようかけすぎにも注意してください。

プランターの9分目ぐらいまで土を入れます。
この大きさのプランターの場合、必要な土の量は18ℓ×3袋、54ℓです。

次にやるとしたらこのオーロラ培養土を使ってみようかな。培養土も乾いていたら全体を湿らせてから使ってくださいね。
4.草を濡らす

ブルーシートなどに広げじょうろで水をかけます。雨に当たった直後で十分に湿っていれば必要ありません。
カラカラに乾いていたので全体に水をかけました。

ただ水をかけるだけだと全体が湿らないので、しっかりと混ぜながら行います。
5.草を土の上に置く

大きく盛り上がるぐらいたっぷりと置きます。

土を押しつぶさないように平らにします。多少盛り上がっていても大丈夫。
6.土をかぶせる

少量の土をかぶせ、草の隙間にも土が入るように軽くなじませます。
7.黒マルチで覆う

黒マルチをかぶせプランターの回りを麻ひもなどでとめます。ひもがなければテープで止めてもOK。

数日後、強風でマルチがめくれあがっていました。

しばふみたいに、ひもをきつく結べない不器用さんはテープで止めておくと安心です。
8.空気穴をあける

密封状態にならないよう小さな空気穴を2〜3か所あけます。
9.日陰で雨が当たらないところに2〜3ヶ月置く
軒下や土間など、温度変化が少ないところに2ヶ月置いておきます。2ヶ月が経ったら中の様子をチェック!
菌ちゃん(白い糸のようなもの)があったら植えつけできます。見当たらない場合は、元に戻してもう1ヶ月待ちましょう。

気温が5℃を下回ると菌が活動しないので、その期間(12〜2月)はカウントしません。

2025年2月10日に仕込みが完了しましたが、3月からカウントするので4月末頃に中の様子をチェックしてみたいと思います!
まとめ
プランターで始める菌ちゃん農法の手順の解説でした。
大事なポイントは3つ。
・深さ30cm以上のプランターを使う
・排水をよくするために軽石や枝、もみ殻などを敷く
・肥料が入っていない土を使う
以上の3つポイントはしっかり押さえて菌ちゃん農法をプランターで成功させましょう!

しばふも、2ヶ月後が楽しみです♩
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